どうも、たむーです。
1ヶ月ほど前にRAZER TARTARUS Proを購入して使用しているので、これのレビューをしてみたいと思います。
ゲームだけだと、コスパ良くないと感じてしまう部分がある方に後押しできればと思います。
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RAZER TARTARUS Proとは
一つのキーで2つのキー割り当てが可能な左手専用のゲーミングデバイスです。
アナログオプティカルスイッチという機構を採用しており、キーを押し込む強さによって沈み込んだ深さを検知し、1.5mm~3.6mmの任意の位置で任意のキーやマクロを入力することができます。
この利点を公式のHPを引用させてもらうと
例えば、キャラクターを移動させる際、キーを浅く押せば歩かせ、深く押せば走らせるといった、一般的なゲームコントローラーにおけるアナログスティックのようなコントロールが可能になります。
https://www2.razer.com/jp-jp/gaming-keyboards-keypads/razer-tartarus-pro
と、いう使い方ができるということになります。
具体的にいうと、軽く押すと「W」キー入力、深く押すと「SHIFT+W」といった入力をさせることが出来ます。
スペック
こちらも公式情報ではありますが、以下のようになっております。
- Razer アナログオプティカルスイッチ
- デュアルファンクションキー
- 調整可能なアクチュエーションポイント
- 8方向サムパッド含む32 個のプログラム可能なキー
- 文字数制限無しのマクロ機能と 8 個のクイックトグルプロファイル
このデバイスの特徴
デュアルファンクションキー
冒頭にご紹介しましたが、RAZER アナログオプティカルスイッチは1.5mm~3.6mmの範囲でキーの入力を行うことができます。
このTARTARUS Proはこの入力可能範囲の中で、2つのキー入力タイミングを設けることで2つのキーを一つのキーで入力することができます。
8方向サムパッド
通常のキー以外に、8方向サムパッドが付いています。
ゲームのコントローラーの十字キーと思ってもらえれば良いですね、その入力一つ一つに好きな機能を割り当てることができます。
アナログスティックのようなアタッチメントがついており、取り外して使うこともできます。
ゲームであれば、メニューなどのカーソル移動にも割り当てたりも可能ですね。
手首の位置を動かさず、中指をホームポジションに置いたまま親指で入力できるのは素晴らしいです。
手の可動範囲を少なくして、入力を早くするというまさにゲームに特化した機能ですね。
キーについて
結構押下圧は重めに設定されています、45~50gあたりではないでしょうか?
正式なスペックを探しましたが見つけられませんでした。
2段階の入力を制御できるように重めに設定されているのだと思いますが、それなりに指の力がいります。
キーを押した時にクリック感もなく、底づき感がある反応となっております。
また、同時入力については数を調べてはいませんが、この製品の趣旨的には一つのキーで同時入力したいキーをすべて一つのキーにマクロで登録できるのでそちらで使用するのが早いのかなとも思います。
キーマップは8個まで保存可能
カスタマイズしたキーマップは8個まで登録することができます。
同時期に8つのゲームをプレイするのはそこまでないと思うので、困らないかと思います。
ただし、キーマップの切り替えはアプリによって自動切り替えではなく、手動になります。
デフォルトでは、8方向サムパッドの上に付いているボタンでキーマップの切り替えができます。
現在のキーマップはサイドにあるインジケーターでわかるようにはなっていますが、どのキーマップがどの表示になっているかを覚える必要があるので設定が多くなると使いづらいですね。
上記キーマップ設定の左にあるアイコンが本体サイドのインジケーターに表示されます。
ブラウジングに特化させよう
これまではデバイスの特徴について説明をしていましたが、ここから実際の利用方法を見ていきたいと思います。
RAZER TARTARUS Proはゲーミングデバイスではありますが、キー入力がカスタマイズできるのでこれを普段利用するものでも使うことができます。
私は、誰もがパソコンで利用するブラウジングをこのデバイスで快適にしています。
具体的には
- タブの新規作成
- 左のタブへ移動
- 右のタブへ移動
- カーソルを検索バーへ移動
- タブを閉じる
- エンターキー
- コピー
- ペースト
- アプリ切り替え
- ページの先頭へ移動
- ページの終端へ移動
をキーマップに保存しています。
これだけの動きを手首動かさず入力できるのすごくないですか?
これはGoogle Chromeで完全に私の好みの設定にはなりますが、公開したいと思います。
緑になっているのが私が登録して普段からブラウジングで利用しているキーとなります。
イメージしやすいよう、通常のキーボードのWASDキー位置をベースに変換してみると
- F:タブの新規作成
- A:左のタブへ移動
- D:右のタブへ移動
- K:カーソルを検索バーへ移動
- SHIFT:タブを閉じる
- スペース:エンターキー
- C:コピー
- X:ペースト
- W:アプリ切り替え
- ページの先頭へ移動
- ページの終端へ移動
ページの先頭、終端への移動は8方向サムパッドの上と下に割り当てています。
どうでしょうか、イメージ出来ましたでしょうか?
マウスですすむ、もどるや新規のタブを開きつつ左手てタブ移動やタブを閉じるなどオペレーションをしています。
検索文字を入力する際も、マウスから手を離すように左手も離すのでそう違和感はないかなと思います。
自身のブラウジングのスタイル次第にはなるのですが、とても使いやすくなるのでぜひ使ってみてください。
また、このブラウジング設定もそうなのですがゲームでもデュアルファンクションキーは利用していません。
私が苦手というのもありますが、状況に応じてキーの押し込みをコントロール出来ません。
ですので、一つのキーで2つの機能を割り当てることはしてなかったりします。
この製品の特徴的な部分ではあるのですが、操作ミスの可能性が高くなることを考えると悩ましいところです。。
まとめ
詳細を説明してきましたが、簡単に私が考えるメリットとデメリットを記載します。
これを踏まえて、購入を検討されてはどうでしょうか。
メリット
- ゲームだけではなく、自身が普段から利用するアプリケーションを快適に使うことができる
- 柔軟なキー設定、8方向サムパッドがあるので親指で押せるキーが増やすことができる
- ブラウジングをかなり快適に操作できるようなる
デメリット
- アプリごとのキーマップ変更が手動でインジケータの状態を覚える必要がある
- デュアルファンクションキーの2段階入力は調整が難しくて使いづらい
- 長時間ゲームしていると、パームレストが蒸れてくる
購入を悩んでいる人へ
それなりに値段するデバイスなのでそれに見合った価値があるかという部分になってくるかと思いますが、個人的には価値があるものだと思っています。
ゲームでどう利用するかといった部分はゲームのジャンルや特性などによってキーマップをどう変更していくかを自分で考えて、入力の最適化など検討しないと十分に利用できないかなと思います。
正直なところ、キーボードと同じ配列にキーマップを設定するのであれば、ゲーミングキーボードで十分事足りると考えています。
それ以外の目的があれば、十分に購入しても良いのではと思います。
今回ご紹介したように、ゲーム以外にも普段のブラウジングも快適になるのでそういった付加価値的な用途も検討すると良いかもしれませんね。
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それでは、今回はここまでで。
よい、ゲーミングライフを!